-- 様々な環境変数２ PATH変数 --
ssh等でloginした後、最近のLinuxやUNIXではbashと呼ばれるshell(シェル)が起動してきます。
シェルには、外部コマンドと呼ばれるプログラムを起動する機能とビルトインコマンドと呼ばれる内部コマンドを実行する機能があります。
外部コマンドは実態がシェルとは別に存在するコマンド(プログラム)を実行するのに対して、ビルトインコマンドはシェル事態に組み込まれたコマンドであるため実態が存在しません。
代表的なビルトインコマンドとしては、
cd ------ change directory:引数で指定されたディレクトリを作業ディレクトリに設定します。
alias --- コマンドなどに別名を付けます。
等があります。
外部コマンドは、
pwd ------ print working directory:作業ディレクトリを表示します。
ls ------- list segments:指定されたディレクトリの一覧を表示します。指定されない場合は作業ディレクトリ内容です。
これらのコマンドは実態が存在します。
実態の場所はwhereis コマンドを使用すると表示されます。
PATH変数はこれらのコマンドが入っているディレクトリを:で区切って複数指定します。
シェルは入力されたコマンド名をPATH変数で指定されているディレクトリから検索して見つかれば実行します。