UNIXの使い方
(ラズパイZeroで学ぶLinux)
 

-- 構造体でデータの意味付けを行う。 --

前回は主に数値の意味づけについて見てきました。
そこで今回は構造体という基本型変数の集合体でデータ構造に対して意味づけを行う方法についてみてみます。
構造体は structキーワードの後ろに続く構造体名 { } の間に定義します。
例えば、学校で生徒を管理するデータ構造を定義すると

struct student {
	char student_id[12];	// 累計学生番号
	int  admission;		// 入学年度
	int  kanrinendo;	// 管理年度
	int  gakunen;		// 学年
	int  classno;		// クラス番号
	char stname[20];	// 氏名
	}

このような構造を使って年度ごとにデータを作ると事で何年にもわたり生徒を管理することが出来ます。
このように単純なデータ型の組合せにより特化したデータを管理するためのデータ構造を作り管理することが出来るようになります。
この新しいデータ型で変数を宣言する場合、

struct student nendo2022[1000];

といった変数宣言を行いますがこれをもっと単純化するために

typedef struct student student_t;

というように宣言しておくと

student_t nendo2022[100];

といった変数宣言で行うこともできます。

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