UNIXの使い方
(ラズパイZeroで学ぶLinux)
 

-- 関数とヘッダファイル --

C言語では、すべてのサブルーチンを関数として扱います。
関数宣言は 型 関数名 (引数リスト) { ブロック return 戻り値 }となっています。
引数リストは 型 引数名, ・・・
戻り値の型は、関数の型と等しくなります、


[type] [function name]([type] argname1,・・)
{
    statements

    return value;
}

また、関数の型と引数の型を 型 関数名(引数リスト) で宣言するプロトタイプ宣言を行うことでプロトタイプ宣言以降の行で定義された関数を呼び出すことが可能です。
なので、作成したサブルーチンソースファイル(~.c)とは別にヘッダーファイル(~.h)を作りその中でプロトタイプ宣言を行う慣習があります。
例えば、よく文字列を表示する関数として使われる printf() 関数は stdio.h にそのプロトタイプ宣言が書かれています。
そのため #include <stdio.h> という一文がプログラムに書かれています。
#include は”C言語の話”でも書いたようにC言語のプリプロセッサである cpp コマンドで処理されますが < > を使うか " " を使ってヘッダファイルを指定するかは、慣習的にシステムが提供するヘッダファイルは < > ユーザーが作ったものは " " を使うことになっています。
また、システムが提供する関数に関してはman コマンドのセクション2でシステムコール関数(カーネル機能の呼出し)、セクション3にサブルーチンが記載されておりそこに#includeで読み込むヘッダーファイルの記載があります。

To Top