UNIXの使い方
(ラズパイZeroで学ぶLinux)
 

-- テキストエディタvi その3 --

viコマンドでは、1つの端末画面を分割して使うことが可能です。
まずは、viコマンドでnewfileを開いてみます。[ctrl]+wを押した後、vを押すと画面を縦に分割します。
閉じる場合は、:qで閉じます。ただし縦分割ができるのは比較的新しいバージョンのvimコマンドに限られます。
(ラズパイOSで採用されているバージョンでは縦分割可能です。)
また、横方向の分割を行う場合は、[ctrl]+wの後sで分割します。現在編集している画面から新たに開いた画面に移るためには、[ctrl]+wの後にwを打ち込むと編集画面が別の画面に移ります。
移動した画面で編集するファイルを変えるには、:e filenameで違うファイルを編集することができます。
ここでは、:e hogeで以前に作ったシェルスクリプトを開いてみます。
:e コマンドは編集するファイルを変更するコマンドなので画面分割されていなくても使用可能です。ただし現在のファイルが編集されている場合変更分を書き込んでいない旨のメッセージが表示されますので:w コマンドで変更分を書き込むか:e! で強制的に編集するファイルを変更します。
画面を分割して編集できると1つのファイルを変更している場合別の部分を見ながら編集したり、別の画面を編集している場合参考個所を見ながらコピーアンドペーストが可能になります。

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