UNIXの使い方
(ラズパイZeroで学ぶLinux)
 

-- bashその1 環境変数 --

bashは、UNIXで使用されていた最もポピュラーなシェルであるbsh(Bourne Shell)を基にしたシェルです。
いままで話してきた話は、このbashを操作していたともいえます。
シェルは、コマンドインタープリタと呼ばれ標準入力から入ってきた入力を逐次解釈してOSに指示をだすプログラムの一つでこれ自体がプログラム用の言語としても機能します。
4.~8.で書いてきたようにOSの動作に影響する環境変数という変数をプログラムの中で使用する変数としても使用します。
シェルという言葉は、貝殻を意味しますがこの環境変数がほかのシェルに対して影響を与えない事、言い換えると現在実行しているシェルの中だけで完結するという意味合いがあります。
しかしながらシェルの中でシェルを起動したとき、そのシェルに情報を引き継ぎたいことがあります。
その場合にexport というコマンドを使って伝えることができますが、起動されたシェル中の環境変数は起動した側の変数に影響を与えることはありません。
以下の動画では環境変数の挙動について実験したもので環境変数の値をechoコマンドで確認しています。

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