UNIXの使い方
(ラズパイZeroで学ぶLinux)
 

-- catコマンドと標準入出力 --

catコマンドは引数で指定されたファイルの中身を出力します。
LinuxやUNIXでは端末からログインするとキーボード入力を標準入力、端末への表示を標準出力または標準エラー出力として扱います。
標準出力はエラーが発生していない場合の表示出力で、標準エラー出力はエラー発生時の表示出力です。
catコマンドでファイルを指定しない場合、標準入力をそのまま出力します。
cat > file1.txt
という風に指定すると、標準入力の値をfile1.txtという名前のファイルに書き込まれます。
catコマンドの標準入力を閉じるためには[ctrl]+Dキーを入力します。
これを利用してfile1.txtとfile2.txtというテキストファイルを作りcatコマンドでfile1.txtとfile2.txtを結合したfile3.txtを作ってみます。

最後にcat file4.txtは存在しないのでエラーになるためエラー表示されますがそのメッセージはファイルに書き込まれません。
これは標準出力とは別に標準エラー出力という出力が存在しています。

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