UNIXの使い方
(ラズパイZeroで学ぶLinux)
 

-- /etc/passwd,groupファイル --

UNIXやLinuxでのユーザー管理は/etc/passwdというファイルによって行われています。
ラズパイでも同じで初めから設定されているpiユーザーのアカウントを見てみると以下のようになっています。
pi:x:1000:1000:,,,:/home/pi:/bin/bash
この行は:で区切られたデータで、
最初のpiがユーザー名
次のxは暗号化されたパスワードですが実際には別のファイルで管理されています
次がユーザーID(番号で割り当てられるもの)
次がグループID(番号で割り当てられるもの)
次がユーザーの説明文
次がホームディレクトリ
次がログインシェル(bash,ash,csh等を指定する)
という構造になっています。
このファイルによりユーザー名およびグループIDが定義されています。
グループ名は/etc/groupファイルに定義されています。
pi:x:1000:
上記の定義はpiグループの定義でパスワードと同様に:で区切られておりpiがグループ名次のxはパスワード(現在未使用)次がグループIDで最後がグループに属するユーザー名を,区切りで記述します。

上の動画は、/etc/passwdファイルと/etc/groupファイルをcatコマンドで内容を表示しパイプ(|)でその出力をgrepコマンドに渡してpiという文字が入っている行だけを表示しています。
グループファイルの中にはユーザーpiが属するグループがたくさんあることを示しています。

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