UNIXの使い方
(ラズパイZeroで学ぶLinux)
 

-- ファイルやディレクトリのアクセス権限 --

ls コマンドに -l オプションを付けると
drwxr-xr-x 2 pi pi ・・・・
-rw-r--r-- 1 pi pi ・・・・
といった表示がされています。この表示は後に続くファイルやディレクトリに付与されているアクセス権限です。
上側のdrwxr-xr-x の部分は先頭にある d がディレクトリを示しており次のrwxはディレクトリの所有者に対する権限が
r:読出し権利有効、w書込み権利有効、x:実行権利有効
であることを示しています。
ディレクトリのx:実行権はcd コマンド等で作業用ディレクトリとして移動可能であることを示しています。
次のr-xはグループユーザーに対するアクセス権、その次はオーナー・グループユーザー以外のユーザーに対するアクセス権で意味合いはr:読出し権有効、-:書込み権無効、x:実行権有効です。
次の-rw-r--r--は一般ファイルでオーナーに読出し権、書込み権有効、実行権無し
グループ、その他ユーザーに対して読出し権のみ有効です。
この権限の後ろにあるのがリンクカウントと呼ばれる数値で、その後ろがオーナー名(pi)次がグループ名(pi)になっています。

上の動画では、ディレクトリに与えれれている実行権をchmodコマンドで無効にしてcdコマンドで移動するとどうなるのかを試しています。

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