プログラムを作ろう!

-- プログラムの要素をじっくり見てみる --

いままで書いてきた事を使うとほぼプログラムを書けるレベルにあります。
これらのプログラムで使用する要素を見てみると
= で変数に値を入れる為の代入演算子(データを移動させるためのもの)と計算でデータを加工する算術演算子のグループおよび
for while if def のようにプログラムの流れを制御するための命令群のグループの2種類しかありません
これはpythonだけではなく様々なプログラミング言語で共通していてその言語の書き方に沿ってこれらの要素の書き方を覚えればその言語で大体のプログラムが書けます。
そこでプログラムを作る為に大事になってくるのは、どの様にして作りたいプログラムを作るのか?が大切になってきます。


例:サインカーブを描いてみる。
というプログラムを作るとします。このプログラムを作るために必要なことを考えてみます。
  1.sin関数の値を取得する。
  2.取得した値を見た目で分かるように表示する。
という2つの動作を実現できれば大丈夫そうです。
1.のsin関数を得る方法をググってみると math というモジュールを使うか numpy というモジュールで提供されていることが分かります。今回は描画するためのラジアン値(0-2π) を等差数列で求める linspace( )を使用するのでnumpyを使う事にします。
2.の見た目ですが python でグラフといえば matplotlib ですが今回はキャラクタ表示でライブラリを使わないで表示してみます。
キャラクタで表示する仕様としては全角スペースをマイナス側に10個、0部分に|を置きプラス側に10個の全角スペースでSINの値は●で表すものとします。
表示例: ―          |   ●      +  
  このようにプログラムを作る為に必要なライブラリと表示する方法等を具体的に決めることが必要でこれを仕様決めと呼びます。


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